仏教

お線香は何本?親戚の家・法事で迷わないマナー

かわいい地蔵の人形、一本のお線香、供え菓子、カラフルな花が並べられた写真
zaruza

お線香を何本あげるかで、迷ったことはありませんか?

葬儀では、ご焼香もお線香も、たいていは前の参列者と同じようにすれば済ますことができます。

でも、時に自分だけがお線香をあげるような瞬間がありますよね。
厳かな場、あるいは親戚の人が見守る中で、正しくふるまえるか心配になることはないでしょうか。

この記事では、そんな場面で困らないマナーを、今すぐ確認できるようにまとめました。

目次

1.お線香の本数、迷ったらどうする?

2.前の人と違う?周りに合わせるのが正解!

3.宗派ごとのお線香の本数:およそ1本でオッケー

4.まとめ:お線香の本数で迷わないコツ

1. お線香の本数、迷ったらどうする?

結論から言えば、分からない時はとにかく1本あげましょう。

気になっても、葬儀の場では聞きづらいものです。
それに、大勢のひとが順番に訪れる場であれば、時間や線香の数にも考慮するのがマナーです。

心を込めて、1本だけをお供えしましょう。

2. 前の人と違う?周りに合わせるのが正解!

香炉に青い線香が三本供えられている

あれ?親戚のおじさんは3本とってお供えした、自分も3本にするべき?

こんなこともありますね。

お線香を折ったり折らなかったりする人もいたりして、混乱してしまいます。

厳かな葬儀の場ではなく、お盆の帰省時にお仏壇に手をあわせる時などに、正しい作法が分からず迷うこともあるかもしれません。

こんな時は自分より目上の人、とにかくそのお家の人のやり方に前ならえするのが妥当です。よくわからないながら、その場にあわせて一生懸命手を合わせることが大切です。

3. 宗派ごとのお線香の本数:およそ1本でオッケー

カラフルな紙にくるまれたお線香の束と、数珠

実はお線香の数は統一されておらず、同じ宗派でも地域や寺院、各家庭などによってバラバラです。

現在日本では大きく分けて13の宗派があって、これが各地で代々違うやり方を通してきたので、どれが正式かは断言できないのです。

宗派ごとのお線香の目安(あくまで一般的な目安)

  • 浄土真宗 → 1〜2本を折って寝かせる
  • 浄土宗 → 1本~2本を折らずに立てる
  • 曹洞宗 → 1本を折らずに立てる
  • その他多くの宗派 → 1〜数本を折らずに立てる


ざっくり分けるとこのようになりますが、覚えてみても各家庭や地域でまたやり方が異なったりしますから、覚えることはあまり意味が無いかもしれません。

先ほど、親戚のおじさんが3本供えた場合、そこでは3本を供えるのが代々の作法なのかもしれません。

あるいはおじさんも、単に自分のやり方を通しているだけなのかもしれません。

場の雰囲気を壊さないように、その場その場でまわりに合わせていくのが無難です。

4. まとめ:お線香の本数で迷わないコツ

箱入りの黒い線香と黒い数珠

お線香の本数は、厳密な正解があるわけではありません。

でも、迷ったときは1本。
折るか立てるかは、周りのやり方に合わせるのがベスト
です。

何よりも大切なのは、故人を思い、心を込めてお供えすることです。
それさえあれば、どんな場面でも大丈夫ですよ!

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ザルザ
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今朝、雷で目が覚めました
神社やお寺、教会などを軸に、祈りについて学びながら心の平穏を探します。このブログをきっかけに、世の中の事物にも目を向けられたらと思います。晴れた一日になりますように。
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